ぼつ・ぼつ・てん
ぼつ・ぼつ・てん [小柳とも、鈴木歩、竹内知子、抜山理枝]
4月22日(金)~4月27日(水)
会場:ギャラリー沙蔵2F(喫茶ギャラリー)【長岡市】
「パート・ド・ヴェールと絵の4人展」との副題があります。小柳とも、鈴木歩、竹内知子の3人は、パート・ド・ヴェール(ガラス工芸の技法のひとつ)による作品。抜山理枝は小さなサイズの絵を大量に並べていました。
メンバー中、唯一県内在住の小柳ともさんは以前Zenでも発表したことがある作家。色の美しさを生かしたガラスのお皿や小鉢など、販売もしています。
春の展覧会/ギャラリー創
「春の展覧会」という展名、先ごろ開廊したばかりのギャラリー創 【長岡市】の画廊企画展です。昨日観にいきました。
[前期:4月21日(木)~4月29日(金), 後期:4月30日(土)~5月8日(日)]
45人が参加出品し、油彩画、日本画、パステルなど1人1点の小品を2会期に分けて展示。定期的に(季節ごと?)今後もつづけていきたい企画とのこと。
ギャラリープロムナードで平成7年まで11年間つづけられていた「長岡月例展」を思い出しました。画廊のあたらしい意図も加わっているので新鮮さもあり、まったく同じというわけではないですが。
ちなみに長岡月例展は、昭和20年戦後の荒廃のなか焼け残った喫茶店内に、趣味で絵を描いていた「まちの画家」たちが、月に一度作品を持ち寄ったことに端を発しています。
エベヨシタカ&ヒズバンド
新潟絵屋 という画廊の企画委員もしてます。
今週は、月曜に企画会議があったほか私の担当企画が2つたてつづいたため、新潟市内へ出向く回数がとても多いです。
今日も同画廊で夜7時15分からギャラリーコンサートがあるので、午後から向かいます。3時すぎにはたぶん画廊内におります。(五十嵐祥一展開催中。)
コンサートの出演は、エベヨシタカ&ヒズバンド。
アコースティックギター、ウッドベース、ドラムスのトリオ編成、今春の市町村合併で三人とも晴れて(?)新潟市民になりました。マイクを介さず、直接生の音でアコーステイックなライブを繰り広げます。
ちなみに、作詩・作曲・ボーカルとこなすリーダーのエベさんは、かつてその昔、伝説のフォーク歌手・森田童子の野外仮設テント・コンサートでバックのギタリストをつとめたこともあるそうです。
(左から、豊崎鈴雪、ジュン若月、エベヨシタカ)
●演奏曲
LOVE TONIGHT
銀色の星空
メリークリスマス 君を守るよ
RAINY STATION
ふたりなら
日曜の朝
化粧を落としたピエロ
お昼までに帰らないと
愛を忘れない
(全9曲)
五十嵐祥一展/4月22日~30日
明日から新潟絵屋 で開催されるhorizontal line at our hearts・五十嵐祥一追悼展 について、新潟日報文化欄のコラム(アートピックス)に書きました。
本日の紙面に掲載されております。
↓でも見れます。(たぶん、近日中に)
椹木野衣とGUN
椹木野衣という美術評論家がいます。
その筋では有名なのですが、美術評論になじみがないと、その名前もどう読むのかまったくわからない!と言われそうです。ちなみに「さわらぎ・のい」、ペンネームなのですが女性とよく間違えられるみたいです。今や国際的アーティストとなった村上隆を、まだ無名だった時代から高く評価していたことでも知られていて、好きな評論家でもあります。
今日、4月19日の新潟日報朝刊(文化欄)に「新潟現代美術家集団GUN」に関した、氏の一文が掲載されております。
GUN(ガン)とは1960年代後半に前山忠 、堀川紀夫 らで結成された前衛美術グループ。日本現代美術史にもおそらく残ると思われる新潟の動きです。GUNは70年の冬に、十日町の信濃川の河原で、一面の雪の中に農薬噴霧機を使って絵の具をぶちまけたイベント(パフォーマンス)をやり語り草にもなってますが、今回の新潟日報の評論では、その行為をいまの視点で再評価していて、新鮮でした。
ギャラリー13代目長兵衛
会場:ギャラリー13代目長兵衛【柏崎市】 (柏崎市ソフィアセンター の隣)
築200年以上もの古い蔵を改装して、昨年4月オープンの画廊。1周年を迎えた今後はペースを変えて、毎月1回(会期2週間程度?)の企画で運営したいとのこと。
現在開催している4月の企画は、柏崎出身の陶芸家(岐阜県瑞浪市の瑞浪芸術館 理事長でもある…)の個展。
5月は、関根哲男展(柏崎市在住現代美術家);5月17日(火)~5月29日(日)
* * *
この日は、昼に上記の展覧会にお邪魔したあと、夜は長岡市立劇場でのグラントバレエ公演「くるみ割り人形」を観にいきました。
JFBスタジオかむろ真鶴 創設25周年記念公演。地元出身、在住のバレリーナたちと、ゲストで招かれた日本の第一線で活躍中のダンサーたちとが一体となった、素晴らしいステージでした。
現代美術家の書いた「鬼」の本
栃尾市在住の現代美術家・佐藤秀治 さんは、そのアート活動の顔とともに、栃尾市軽井沢を発祥とする「茨木童子」をはじめとした「鬼」の研究でも知られてます。
鬼の諸説をまとめて昨年末に本を出版されたとのことで、月刊マイスキップでも次号(5月号)で大きく特集を組みます。今月末発行予定、ご期待を。
●「鬼の系譜」(文芸社・刊) 佐藤秀治著 (全355ページ,1890円)
丸山正三素描展~コスチウム
丸山正三素描展~コスチウム 4月8日(金)~17日(日)/会期中無休
長岡市殿町2丁目・ロイヤル長岡3階
(長岡駅より徒歩6分,旧国道17号沿い、小嶋屋そば店 の向かい側)
長岡新登場のギャラリー創 と同時開催している丸山正三展、長岡中心市街地にある2会場、地元で高名な作家の開催ということで、両会場を歩いて廻られるかたも多いようです。ギャラリー創の油彩展に対し、ギャラリープロムナードでは大き目のコスチュームクロッキー(22点)。開幕した日にも訪れましたが、昨日再訪問しました。
初日には、市販の小さなスケッチブックを巧妙に生かした手作りの画集(クロッキー集)が、20冊限定制作で置かれていました。シルクスクリーンなどの版画技法もところとごろ使った手のこんだもの。とてもセンスが良い仕上がりで人気が出そうに思ってましたが、とてつもなく早く、開幕後すぐに完売したとのことでした。
その後近くにある画廊にも寄り、真貝玲子展を観ました。(会期:4月12日~4月24日,ギャラリーdotONE )
長岡市在住。元々日本画を長く描いてたかたですが、2~3年前くらいからアクリル絵具を使い始め、その頃から現代的な画風へと転換されています。アクリルの抽象画が並びます。線を意識しているようだけど、まだ実験的といったところでしょうか。真貝さんの能力には実に高いものがあると、かねてから思っているので自ずと厳しくなってしまうのですが…。